発熱性せん妄!風邪をひいてパタリロにうなされた時の話
パタリロとは、昔テレビアニメでやってたギャグ漫画です。
だ〜れが ころした クックロビン♪ ってやつです。
子供の頃、風邪をひいて高熱が出るとパニックになって奇怪な行動に出る子供でした。調べてみると、これは熱せん妄とか発熱性せん妄と言われる症状みたいです。
これが起きるととにかく怖い!怖くて怖くて仕方がない。
視界がグルグルグルグル回ります。暗い部屋の片隅で、自分がどんどん小さくなって不安と恐怖に押しつぶされるような感覚になります。
不安で仕方ないのでお母さんを探すわけです。慌てて探し回る自分に兄が「大丈夫か?」と声をかけて、振り向いたら鼻血を流してたってこともあったようです。
で、その時の夜に悪夢を見ました。
異次元の暗い閉鎖空間にパタリロがいるんです。パタリロの裏側にお父さんがいるんです。パタリロとお父さんしかいないんです!
母に「どうしたの?」と言われても、子供の語彙力ではうまく説明できません。つーか大人になった今でも説明できん。とにかく「お父さんが!パタリロが〜!」って泣き叫ぶしかなかった。
何がそんなに怖かったのか、何でパタリロだったのか。
今ではパタリロがどういう内容のアニメだったのかさえ覚えていませんが、その頃に見たパタリロが怖い内容だったからだと思います。
それからというもの、パタリロのあの絵のタッチや不気味な雰囲気が嫌になり、パタリロを敬遠しながらここまで生きてまいりました。(ちなみにパタリロは今も連載しています)
当時、親もずいぶん心配したようで医者に診せに行ったところ
「成長すればそのうち治るから大丈夫」「パニックになったら話を聞いてあげて下さい」と諭されたようです。
それから小学校高学年になる頃にはすっかりこの症状もなくなりました。
風邪を引いて不安になり、急に彼女に飛びつくような大人にはなっていないのでご安心下さい。